トーク台本の設計
ラジオのトーク台本は「全部書かない」:話しやすい台本のつくり方
ラジオの台本は、読み上げる原稿ではなく「話の地図」です。一字一句を書き込むと、読んでいる声になってしまいます。決めるところと、その場の言葉に任せるところを分けるのがこつです。
台本に書き込むところ
- 番組の始まりと終わりのあいさつ
- コーナーの入りの一言
- 告知や案内など、正確に伝える必要がある文
- 時間の目安(何分ごろに次へ進むか)
これらは毎回の番組の「型」になる部分です。正確さが必要な情報は、言い間違いがないように文章で書いておきます。
余白を残すところ
ゲストとの会話やエピソードは、話す順番と要点だけを箇条書きにしておきます。「ここで聞くこと」「話が広がったら触れたいこと」くらいの粒度にすると、自然な会話になります。
話が予定より膨らんだときのために、「削ってよい話題」にも印をつけておくと、時間の調整が楽になります。
耳で聞いてわかる言葉にする
ラジオでは、聞き手は文字を見られません。同じ音の言葉や、漢字で見ないとわからない言葉は、言い換えを考えておきます。
- 一文を短くする
- 大事なことは言い方を変えてもう一度言う
- 「これ」「あれ」より、名前で呼ぶ
- カタカナ語や専門用語には、ひとこと説明を添える
時間配分の目安をつくる
番組の長さから、オープニング、各コーナー、曲、エンディングの時間を割り振ります。曲をかける番組なら、曲の長さも台本に書いておくと、全体の流れがつかみやすくなります。
実際の放送の尺や、曲の扱いのルールは放送局によって異なります。制作の前に局の担当の方と確認しておきましょう。