ラジオ番組の企画
ラジオ番組の企画は「誰の、どんな時間に寄りそうか」から始める
ラジオ番組の企画で迷ったら、まず「誰が、どんな時間に、どんな気持ちで聞くのか」を一文で書いてみてください。テーマや出演者は、その一文から自然に決まっていきます。
最初に書く一文:聞き手と時間帯
ラジオは「ながら」で聞かれるメディアです。運転中、家事の合間、仕事場のBGMとして流れていることが多く、画面を見ない分、声と言葉の印象が強く残ります。
だからこそ、企画の最初に「平日の朝、通勤の車で聞く会社員に、今日をはじめる元気を届ける」のように、聞き手と時間帯と届けたい気持ちを一文にまとめます。この一文が、番組のすべての判断の基準になります。
番組の柱を三つに絞る
1回の番組の中で何をするかを、コーナーとして三つほどに絞ります。たとえば「今週の声の悩みに答える」「ゲストの話」「リスナーからのお便り」のように、毎回くり返せる形にしておくと、聞き手も番組の流れを覚えてくれます。
- 毎回やること(定番のコーナー)
- ときどきやること(特集やゲスト)
- やらないこと(番組の色を守るための線引き)
「やらないこと」を決めておくのは意外に大切です。話題を広げすぎると、番組の印象がぼやけてしまいます。
放送の形を選ぶ
番組をどこで流すかによって、準備も費用も変わります。地域のコミュニティFMで放送する、複数の局で同じ番組を流す、インターネットの音声配信と組み合わせる、などの形があります。
放送局ごとに、番組枠の考え方や必要な手続き、費用の扱いが違います。具体的な条件は、放送を考えている局に直接確かめるのがいちばん確実です。
続けられる体制を先に決める
ラジオ番組は、続けることで聞き手との信頼が育ちます。毎週の放送なら、年に50回前後の収録が必要です。企画の段階で、誰が台本を書き、誰が収録と編集を担い、どのくらいの頻度で収録するかを決めておきましょう。
- 収録の頻度(毎週・まとめ録りなど)
- 台本と進行の担当
- 音声の編集と納品の担当
- 出演者の予定の押さえ方
企画書に入れる項目
- 番組名と、聞き手と時間帯を表す一文
- 放送の形(局・時間帯・長さ・頻度)
- 番組の柱(コーナー構成)
- 出演者と、その人が話す理由
- 制作の体制とスケジュール
- 番組を通じて届けたいこと、続けた先に目指すこと
企画書は、放送局やスポンサーに番組を説明するときの土台になります。一枚にまとめられるくらい、要点を絞るのがおすすめです。